除籍とは

戸籍から抜け出ることを除籍と言います。

戸籍に記載されている人が亡くなった時や、婚姻のため、その戸籍から抜け出ることを「除籍」と言います。

例えば、戸籍に記載されている人が亡くなると、死亡者として戸籍から除籍されます。

結婚すると、それまでの戸籍から除籍されて、多くの場合、新しく作成される戸籍に移動します。

離婚すると、それまでに戸籍から除籍されて、別の戸籍に移動することが多いでしょう。

また、転籍によりそれまでの戸籍から除籍されることもあります。転籍とは、戸籍のある場所(本籍地)を移転することで、日本国内であれば好きな場所に本籍地定めることができます。

除籍謄本とは

こうして戸籍に記載されている人が全員が除籍され生存者がいなくなると、その戸籍に関してその後の変更や移動を記録する必要が無くなります。

そこで、その戸籍は閉鎖され戸籍簿から削除され、除籍簿に移動して保管されることになります。

謄本の意味は戸籍謄本の場合と同様で、その戸籍に入っている全部の事項の写しという事です。

ですから、除籍謄本とは「死亡、転籍、婚姻、離婚などの理由で全員が除かれている戸籍の全部の事項の写し」ということです。

言い換えると、除籍簿に保管されている戸籍の全部事項証明書ともいえるでしょう。

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